高桑 信一

1949年秋田県生まれ。2002年から「ろうまん山房」を設立し、フリーランスのライター、カメラマン、山岳ガイドを本業とする。浦和浪漫山岳会会員。

 
書名 森と水の恵み
シリーズ 達人の山旅
著者 高桑 信一 編   
出版社 みすず書房


内容紹介
ブナの森の癒し、清冽な水、山里の暮らし、岩魚や山菜。豊饒なる森と水が醸しだす、香気あふれる叙情。16人の真摯なエキスパートたちの肖像。すべての山好き、本好きに贈るエッセイ。 
目次

豪雪の山暮らしと、水源の岩魚、筒蛙のことなど(遠藤ケイ)
高い山から深い山へ(服部文祥)
栗駒山日記(深野稔生)
雨の赤城山(立松和平)
弥太蔵谷から音谷―黒部、もう一つの秘境(佐伯邦夫)
黒部、剱沢大滝を登る(本図一統)
南海に浮かぶ森と水の島(手嶋亨)
イワナ群れなすブナ森に遊ぶ(瀬畑雄三)
森の恵みの今昔(西沢信雄)
早春の山里、会津(高桑信一)
ふるさとのブナの森
息子と歩く里山
生滅流転の山や川
悔恨の森
雨の降るブナの森
ウラシラカミ

ISBNコード 4-622-07153-3
本体価格 2,100 
発売日 2005/08/18
大きさ 20cm 
ページ数 257p 

 
書名 古都巡礼
シリーズ  
著者 高桑 信一 著    
出版社 東京新聞出版局


内容紹介
今は人影も絶えて、静かに森のなかへ埋もれていくしかない道。その懐かしい記憶をたどる旅に、出てみたくなったのだ−。「八十里越」「津軽白神、マタギ道」など、14の古道巡礼の記録。 
目次

八十里越―会津と越後を結んだ歴史の街道
津軽白神、マタギ道―日本海から遡上するマスを求めて通った人びと
仙北街道―古代東北の謎を秘めた千年の道
越後下田の砥石道―信仰と産業が交錯した山岳世界
足尾根利山の索道―山中に消えた幻の集落をつなぐケーブル道
奥利根湖岸道―首都圏の水瓶に残された文明の残骸
会津中街道―白湯山信仰の陰に隠れた不運な峠道
黒部川、日電歩道―電源開発のために拓かれた苦闘の渓谷道
松次郎ゼンマイ道―早出川に沿ってつづいた伝説の仕事道
北海道、増毛山道―陸の孤島を支えた開拓の道
米沢街道、大峠―海と山をむすぶ生命線、塩の道
熊野古道、小辺路―信仰によって結ばれた辺境の風土
鈴鹿、千草越え―一攫千金を夢見た鉱山の光と影
八十里越の裏街道―古道の織りなす原郷の風景

ISBNコード 4-8083-0819-3
本体価格 2,000  
発売日 2005/01/25
大きさ 20cm 
ページ数 415p 

 
書名 渓をわたる風
シリーズ  
著者 高桑 信一 著    
出版社 平凡社


内容紹介
瀑のざわめき、弾ける焚き火、渓に眠る夜…。渓を師とし、奥利根に育まれて30年。街から山頂に続く滑らかな調和と変化を保ちながら、ひとは自然に寄り添い、ともに暮らしていけないものだろうか? 「渓の語り部」が綴る。 
目次

逍遙の下田・川内
奥利根の白い牙
白神山地の鱒径をたどる
黒部源流の旅
駒ヶ岳を越えて御神楽沢へ
黒谷川残照
皆瀬川・虎毛沢詣
川内・岩塔ルンゼ
いにしえのマタギ径
会津丸山岳に憩う
浅草岳早春
うみがたいら
赤崩の夏休み
幻の大滝
大白沢の池
焚き火の傍らで
登山本来の行為に還る遊び

ISBNコード 4-582-83224-5
本体価格 2,100 
発売日 2004/06/04
大きさ 20cm  
ページ数 269p 

 
書名 山の仕事、山の暮らし
シリーズ  
著者 高桑 信一 著    
出版社 つり人社


内容紹介
日本の山から姿を消そうとしている山棲みの民たちの暮らしを10年に渡って追い続けた、美しいルポルタージュ。月刊つり人別冊『渓流』で「山に生きる」のタイトルで連載されたものに訂正、加筆する。 
目次

只見のゼンマイ採り―菅家喜与一
南会津の峠の茶屋―中村源治
川内の山中、たったひとりの町内会長―渡辺慶作
桧枝岐の山椒魚採り―星寛
足尾・奈良のシカ撃ち―井上盛次
只見奥山、夫婦径―佐藤恒作
奥利根の山守り―高柳盛芳
会津奥山の蜂飼い―松本雄鳳
仙人池ヒュッテの女主人―志鷹静代
桧枝岐の雪が極めたワカン作り―平野茂
越後山中に白炭を焼く暮らし―大津勝雄
谷川岳・遭難救助に捧げた半生―馬場保男
尾瀬・冬物語―谷川洋一
森のひとの、夢を育むヒメサユリの花―月田礼次郎
岩手・浄法寺町の漆掻き―佐藤春雄
朝日・飯豊の山々とともに生きる―関英俊
西上州、猟ひと筋の人生―二階堂久蔵
さすらいの果てに黒部に還る―志水哲也
秩父の天然水に魅せられた半生―阿佐美哲男

ISBNコード 4-88536-502-3
本体価格 2,520 
発売日 2002/12/19
大きさ 20cm  
ページ数 446p 

 
書名 道なき渓への招待 沢登り大全
シリーズ  
著者 高桑 信一 著    
出版社 東京新聞出版局


内容紹介
夏の陽の降り注ぐ午後の渓。小さな焚火で茶を沸かし、飯を炊き、岩魚を焼く夜の渓。「道」の呪縛から解き放たれて自由の天地に遊ぶ喜びを、装備、水との格闘、仲間、自然保護などもまじえて謳いあげる。 
目次

第1章 百渓有情―渓を曲がれば
第2章 碧水滔々―水に親しみ水を畏れる
第3章 山峡跋渉―備え、かつ憂う
第4章 清流春秋―今宵いずこに宿るかを知らず
第5章 風光晴朗―漂泊こそわが夢の沢旅

ISBNコード 4-8083-0647-6
本体価格 1,470 
発売日 1998/08/07
大きさ 19cm  
ページ数 271p 

 
書名 一期一会の渓 魚止滝を越え頂稜へ
シリーズ  
著者 高桑 信一 著    
出版社 平凡社


内容紹介
全国、海外、殊に奥利根、会津国境山群、越後川内・下田山塊の遡行と冬季登行に心血を注ぐ登山家である著者の、鮮烈な渓流魚たちとの思い出。渓と人、人と人との出会いと風景を愛情を込めて綴る。。 
目次

母なる原初 奥利根の山と渓(木精の舞う魚止にて 四十センチオーバーの夏 ほか)
豊饒なる川旅から 黒部、白神そして南紀へ(弾ける光 屈指の渓
印象はただ鮮烈 ほか)
躍動の輝き 川内・下田山塊の山と渓(天衣無縫なイワナたちよ 精根尽きた完全遡行 ほか)
消えゆくものへの立会い(時空の彼方に埋もれし道 八十里越の裏街道とゼンマイ採り

ISBNコード 4-88536-694-1
本体価格 1,890
発売日 1997/06/16
大きさ 21cm  
ページ数 263p