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 新潟県 三面川支流 泥又川
  2006/09/30〜10/01


  柿下(新潟県岩魚保存会) 青山、平澤(フリー) 
  斉田(渓道楽)









Text & Photo :  斉田

 がっかりである。ブルーシートのデポ、それも3カ所もあった。大明神のすぐ下ではシートが張りっぱなしで鍋まで捨ててあった。以前の泥又は人臭さがない良い渓だった。ここ2年くらい前からはゴミが目立ち魚も少なくなった。

 私たちは9月30日から10月1日に入渓したが当然、釣りは初日のみだ。
 しかし翌朝、テン場の前を竿片手に釣り登ってくるではないか「今日から禁漁だよね」とみんなで顔を見合わせる、するとその3人組はコソコソと素速く上流に行ってしまった。

日頃の行いが良いのか? ピーカンだった
デポ・・・ いや不法投棄でしょう
大明神滝 以前は良く釣れたけど・・・
大明神滝を越える

 大明神滝、以前は釜が深く越えるのは大変だった。ここ最近は砂で埋まって簡単に行けるようになった。しかし樋状壁の足下は砂地で胸まで水があるので上れない、ショルダーすると砂に潜って安定しない。
 柿さんに「左からへつって行ってよ」云うとスルスルっと怪人柿下さんが登って皆を引き上げてくれた。引き上げたって言うよりも左手を確保して右手一本でゴボウ抜きである。
 この人の武勇伝はいろいろあるが、極めつけは末沢川から岩井又まで単独で山越え(遭難?)したり、雪代の飯豊川を泳ぎ下りながら釣りをした頼もしいオヤジである。

滝を越えると悪場が続く
本日の宿 もちろん来たときよりも綺麗に
みずこ(みずのムカゴ) 天ぷらで、旨かった〜
今宵の焚火も盛大だ
山越えで帰る 「ウワー、滑るぅー」
最後の渡渉で車止めへ

 雑誌に載ったから渓が荒れたとは限らない、この釣行記も荒れる原因かもしれない。
 本当は川の名前は出したくなかったのだがあまりに酷かったのであえて出してみた。
 大切にしてきた渓だったがしばらくは行かないだろう。 


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