HOMEBACK
富士山でキノコ採り

山梨県

2008.11.01

HARAさん、タマちゃん
斉田さん、高野



Text & Photo  : 高野 智

毎年のようにキノコ採りに行っているが、富士山周辺でとなると初体験。長年の友達、HARAさんに誘われて行ってみた。
場所は滝沢林道周辺。林道に車を止めて森へと入るが、いつも行っている場所と違って道に迷いそうな感じだ。富士山て言うと樹海=道迷い=遭難っていうイメージがあるからだろうか(^^; ネットでみると方位磁石が利かないなんて記述もあって、とりあえずは来た方向を記憶しておこうと思う。

中央高速のサービスエリアにて
美しい朝焼けが出迎えてくれた
斉田さんと組むと雨という神話は崩れ去った


滝沢林道を登り車を止めた
見上げると素晴らしい青空が広がっていた


そして日本一の山、富士山!
この山を知らない日本人はいないだろう


この堂々とした山容を見よ


おっと、山を見に来た訳じゃなかった
ちゃんとキノコも見つけないと
これは図鑑を見てキイロイグチだと思ったのだが、どうだろう


そして今回のイチオシ アカモミタケ
その名のとおりモミの木の近くに生えるらしい
これは見たことがなかった

夏から秋にかけてもモミ類の樹下に発生。全体がきれいなオレンジ色で肉に傷がつくと、オレンジ色の乳液を出す
食感はボソっとした感じで、チチタケに似ている
風味と味がいので、焼いて塩やレモンをかけて食べたり、チチタケのように良い出汁が出るらしい
しかし、美味しくないという人もいるようである


キノコを探して彷徨っていると、倒木に群生してる茶色のキノコを発見!
エノキダケだと思うのだが、イマイチ自信が無い。図鑑で見るも、う〜んって感じ。
一応採って帰って、キノコの師匠中尾さんに見てもらったら、間違いなくエノキだす!と言われて嬉しかった

今回もっとも多く採れたキヌメリガサ
このキノコも初めて知った。
晩秋のカラマツ林に生えるが、小さなキノコだから集めるのに根気がいるところから、根気茸とも呼ばれるという。
香り、味ともに良く、鍋料理や味噌汁の具にすると美味しいキノコ

これも一級品のハナイグチ
9月から10月にかけてカラマツ林等に出るキノコ
味噌汁や鍋料理の具、おろし和えで食べるのが美味しい

鹿だろうか?
富士山周辺でしゃれこうべを見つけるとドキっとしてしまう

静まりかえったカラマツ林の中を歩く
心地よい時が流れる

時期的にはもう終盤だったので、数はあまり採れなかったが1日楽しめた。
今まで知らなかったが、富士山周辺でのキノコ採りは有名だそうだ。
埼玉からも近いので、来年はまた来てみよう。歩きやすいので子供連れでもいいかもしれない。

 HOMEBACK