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安達太良山

福島県

2005.07.16〜17

瀬谷、中村









Text & Photo : 中村 敏之

登山口で記念撮影。久々の山ということでちょっと緊張気味の瀬谷さん
あだたらエクスプレスと言う機動力を使って一気に高度を稼ぎます。
歩いて登れば1時間20分かかるところを、わずか6分で登ってしまうので我々のような”なんちゃって登山家”にはありがたい存在です。
あだたらエクスプレスの終点から5分程のところにある、薬師岳の展望台より出発地点を見下ろす。
空気が澄んでいればここからでも絶景が楽しめるのでしょうが、残念ながら雲が多くあまり遠くまで見渡せませんでした。
ガスがかかった山頂方向を恨めしそうに見上げる瀬谷さん。 ハイマツ帯を抜けるととたんに登山道の傾斜がきつくなってきました。
山頂まであとちょっとだと思われるのですが、これが中々遠くゴールの頂上が雲の中で見えないのが余計に疲労を感じさせられます。

ようやく頂上に到着です。が、右を向いても左を向いても白いベールに覆われていて何も見えません。
晴れていれば360度の展望が楽しめるのですが…。後ろはガスの中に朦朧と浮かび上がる安達太良の真のピーク乳首山
安達太良山頂(乳首山の下)にて。
風が強く二人とも変な顔になっています。
乳首山の上での記念写真。
あまりの強風で真っ直ぐ立っていられず写真が斜めになってしまいました。この風は平地では台風が来てもお目にかかれないほど強く、本気で「乳首から落ちるんじゃ?」と思った程でした。
濃いガスがかかる中、一瞬姿を見せた沼ノ平の噴気孔。
でもシャッターを切った時には遅く噴気孔は高速で流れるガスに閉ざされてしまいました。
この辺の風の強さは尋常でなく乳首山の強風がそよ風に感じられる程でした
稜線の陰になると嘘のように大気は静まり、妙な静けさの中の山行となりました。
矢筈森付近にて
湯川の源頭部を眺める瀬谷さん
「ようやく本日の宿が見えた。」と安堵の表情でくろがね小屋を見下ろす
”馬の背”(雲の中)をバックに建つくろがね小屋
くろがね小屋自慢のくろがね温泉。
大量の湯ノ花が舞う乳白色の濃密な湯は肌触りがとてもまろやか。日々の仕事で疲弊した心も体も癒してくれます。
くろがね小屋から見たご来光
湯川沿いに塩沢温泉に向う道は何度も丸太橋を渡ります。
くろがね小屋から塩沢温泉へのルートには、鎖場が連続するところがあるので舐めてはかかれません
八幡滝
ここの水は火照った体にちょうど良い冷たさと味わいで非常に美味でした。
烏川の魚止滝。いかにも大物がいそう
烏川は結構な美渓で美しいナメが続いたり、形の良い滝があったりと飽きさせないところでした。

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